愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

人として許されない言葉:「5分あればできるだろう」

自分は今会社で複数名の部下を持っている。 かつては学校で学生たちを抱えていたこともあった。 自分が彼らに接するときに絶対に使わないと決めている言葉がある。 「5分あればできるだろう(だからやってこい)」というものだ。 「1時間で終わるから家でや…

「理系萌え」と、それを真に受ける理系を徹底的にこき下ろす

「理系萌え」という概念が存在する。 Googleで検索してみたら、トップの2件でこんなサイトが出た。 www.sugoren.com www.sugoren.com 漫画でも「理系萌え」を扱った作品はたくさんある。 近年では「もやしもん」「数学ガール」なんかが有名だろうか。 最近少…

【職人気質】たった一人の焦土作戦

togetter.com 日本には古来より「職人気質」という病が存在する。 日本の産業を支える存在でありながら、その陰では多くの怠慢と負債を抱えている。 職人気質という病については、自分も職業柄よく直面するので、ブログに書きたいと思っていた。 今回はその…

「具体例を挙げろ」では論破したことにはなりません

「ソースを出せ」というの言葉は、インターネットの言論においては決まり手になることが多い。 「ソースを出せ」という言葉を相手がソースを出せなさそうなときに使えば、「ソースが出せないなら相手が間違っている」という論理で相手を倒すことができるから…

【ガチなら許す】夏休みの自由研究

夏休みシーズンだということで、自由研究の宿題のことが話題になった。 togetter.com 「ミニ四駆は自由研究として有りか無しか」ということが議論されているが、自分は小学生のころ、自由研究ってそもそも何をやっていいのか全くわからなかった。 何を出せば…

「いまさら聞けない~入門」とかいう大嘘について

本屋で技術書や入門書を探してみると、多くの本でこういうタイトルがついている。 「いまさら聞けない~入門」 何かおかしくないだろうか。 「常識」だとか「当然」だとかいう言葉でムカついている人は多いのに、この「いまさら聞けない」という言葉はなぜか…

【おじさん】生き残るための闘い【新人】

この手法は本当にお勧めだ。 togetter.com いつの時代にも、職場には「おじさん」がはびこっている。 「そんなんじゃダメだ」という言葉と「甘えるな見て盗め」という言葉を同時にしゃべる人種。 実力はあってもコミュニケーション能力がなく、伝承をしない…

「断捨離」の楽しみ方ガイド

もう、こう定義したほうが話が早い。 断捨離とは、レジャーだ。 捨ててもったいない、捨てられてかわいそう、ではない。 捨てて楽しい!捨てて面白い!である。 いいレストランで食事をしておしゃべりをして、心と食欲を満たすのと同じだ。 金を持って店に入…

「10日かかります」「お前ならできる、5日でやれ!」

社会人というものはいつも納期に追われる。 「この仕事をいつまでに完成させる」という約束のことだ。 学生の頃にはあまり馴染みのなかった概念だが、社会人になるとマジでこればっかりになる。 この本なんかを読んでみると、空気がよく想像できる。 仕事の…

新卒大学生が「何の技能も持っていない」ことを正当化できちゃう論理

6月は、2018年3月卒業の大学生が就職活動で面接を始める時期らしい。 このように、就職活動のスケジュールというものは毎年変わる。 経団連と大学が、採用業務の都合と学業の都合を話し合って、このような形に決定されるらしい。 内々定とかいうクソみたいな…

卒業式を、「練習する」「成功させる」

この記事を読んだ。 topisyu.hatenablog.com 自分が小学生だったころを思い出してみたが、卒業式に代表されるような「感謝や感動を強要させる行事」には、やっぱり納得はしていなかった。 問題点は二つあると思う。 一つは、何十人も何百人もいる児童の、心…

【不倶戴天】無知と差別とトリックスター

business.nikkeibp.co.jp 本日、この記事が炎上していました。 インターネットの世界には、どの分野でも「詳しいオタク」がたくさんいる。 なぜならば、インターネットの言論には、(現実世界の)立場や権力が弱くても自由に参加ができるからだ。 むしろ必要…

チャーハンで分かる、専門分野のマウンティング合戦のこと

なぜ人はマウンティングをしたがるのだろうか。 元をたどれば自然界でサルとかゴリラとかがやっている行為であり、人間の社会性にもその本能が残っているから。 古い日記を見つけたが、ここの解説が詳しかった。 d.hatena.ne.jp しかし、サルやゴリラとは違…

おじさんたちが口を酸っぱくして押し付けるルール

問題です。 「例えおもちゃであっても、銃を手に取るときは、銃口を人に向けてはいけない」。 このルール、イエスかノーか。 ・答えはイエス! ・銃を扱う者の常識であり義務である。 ・サバゲーでも軍隊でも、どこに行っても必ず最初にこのように訓練される…

表現の自由 VS 後出しジャンケン

www.huffingtonpost.jp 先日から話題になっていた記事だが、ついに集英社が件の漫画を取り下げたらしい。 別に、もっとエロい漫画は他にいくらでも掲載されているし、出版もされている。 少年ジャンプを作っているとこなんだから、これぐらいネタに走っても…

「コンビニで廃棄されるおにぎり」をせっせとつくる仕事

先日、学校と学生に関する記事を書いたので、今度は社会人向けに仕事に関する記事を書いてみようと思う。 多くの人は会社で働いていると、自分のやっている仕事でずいぶん無駄なことをやっていると気づく。 自分の時間の半分ぐらいは、「本当は味方であるは…

【入試の不平等】教育の機会均等について

4月になって入学シーズンだということで、「教育の機会均等」に関する話題を、ラジオでやっていた。 別に、日本に暮らしていれば中学まではむしろ義務教育であるし、高校も大学も余るほどある。社会人になってから学びなおす制度も整備されている。 不登校…

「反例を必要としない人たち」の思考と生き方

「A=Bでないこと」を証明するためには、それの反例を一つ挙げればいい。 あらゆる科学には反証可能性が必須であり、見えている土地すべてを反例で埋め尽くすことによってのみ、残った部分が真実として確定される。 人類の知恵は全てそうやって積み重ねられて…

「新人のうちは何でも質問できる特権がある」という概念を徹底的にこき下ろす

4月になって新年度が始まりました。 この度、新入社員になった若者も多いと存じ上げます。 新入社員は、OJTを担当する先輩や直属の上司から、以下のような言葉を聞くことがあると思う。 「新人のうちは何でも質問できる特権がある」 「最初のうちはどんどん…

【運転免許】選ばれし人間になるために【受験勉強】

春先だからだろうか。 以前書いた“自動車免許学科試験の「クソ問題」と、それを生き延びる方法”の記事が人気であるようだ。 clacff.hatenablog.com この記事では、“なぜ自動車免許の学科試験はクソ問題になってしまうのか”を解説した。 しかし、“じゃあそれ…

【手洗い】感情という名の思考停止【清潔】

www.pipipipipi5volts.com 言論とか科学とか、そういったテーマだととっつきにくいが、“トイレで手を洗う”といったテーマなら、誰もが理解できる。 “人は感情で生きるか理屈で生きるか” 自分は過去に何度もこのテーマで記事を書いているが、今回ピピさんが書…

志望動機に「給料」と書いてはいけない理由を、考えた。

2017年度の採用活動が6月から始まるというのは、経済産業省の願望である。大本営発表が見せる幻影である。 少なくとも、採用する企業にとってはそんなこと割と知ったことではない。自分の会社も、年中通して採用者確保のために走り回っている。 人はなぜ、企…

【就職活動】顔採用の極限化と社会への怒り【美人有利】

年度末が近づくと、就職活動のことを思い出す。 自分の会社でも、新入社員の話が出てきた。 2017年現在での就活のスケジュールは、三年生の3月1日から説明会がスタートして、4年生の6月1日から面接が開始する。ということになっている。 実際には3年生の6月…

【尖った個性】技術者とメーカーの処女信仰【ニッチ市場】

先日、このような記事を書いた。 clacff.hatenablog.com “なんでもいいからナンバーワンになれ”という思想が日本においては教育されるが、会社に就職した後でも、やはり同じことは繰り返される。 例えば、“尖った個性”・“当社しか作れない製品”といった思想…

「なんでもいいからナンバーワンになれ」という教育を徹底的にこき下ろす

“なんでもいいからひとつ、自信を持って自分が一番だと言えるものを持て”。 日本の教育現場において、このような思想がよく教育される。 あなたも、小学校や中学校で、似たようなことを言われてたはずだ。 大学で就職活動が始まるあたりでも、似たような思想…

たけしの挑戦状は本当にクソゲーだったのか?

こんなまとめを読んでみた。 togetter.com“統計は模倣をするためでなく、未来を創造するために使う”という点に深く納得したが、それよりも、ビデオゲームの難易度に関する話題に興味を持った。 クリア率0.3%のゲームなんて分かってたら「俺には無理だ」って…

【売れれば正義?】漫画作品のエグいシーンを切り取ったネット広告について

clacff.hatenablog.com“馬鹿の多さに期待する”という戦法は、とてつもなく有効であるが、長期的には人が蓄積した知性を食いつぶす悪手である、と先日の記事で書いた。 そして、現代の社会における大抵の不幸も、この“馬鹿の多さ”を肯定することによって運営…

社会において、「馬鹿に期待する」という戦法の有効性

人間は、知性で生きるのか、本能で生きるのか。 すなわち、理屈で生きるのか、愛情で生きるのか。 理屈も愛も、根っこは同じなのだとは思うが、以前にこんな記事を書いた。 clacff.hatenablog.com 愛で生きることは、人間の本能としては正しい。 理屈だって…

「論理を省略して簡単にまとめる」という責任

togetter.com 「薬の成分に影響するから水かぬるま湯以外で飲んではダメです!」 「お茶や牛乳で飲むのも当然ダメです!正しく飲んでください!!」 自分の知ってる限りでは、薬を飲むときの注意事項には、必ずこんなことが書かれている。 医師の指示に従い…

【正しさハラスメント】中二病のまま大人になってしまった技術者の末路

emokuaritai.hatenablog.jp d.hatena.ne.jp こんな記事を読んだ。 「正しさハラスメント」という概念! セクハラとかアルハラとかと同じで、これをやってて満足している側の人間は絶対に気付かないし気付こうともしないという意味で、非常に上手い言葉だと思…