愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

科学

「理系萌え」と、それを真に受ける理系を徹底的にこき下ろす

「理系萌え」という概念が存在する。 Googleで検索してみたら、トップの2件でこんなサイトが出た。 www.sugoren.com www.sugoren.com 漫画でも「理系萌え」を扱った作品はたくさんある。 近年では「もやしもん」「数学ガール」なんかが有名だろうか。 最近少…

「具体例を挙げろ」では論破したことにはなりません

「ソースを出せ」というの言葉は、インターネットの言論においては決まり手になることが多い。 「ソースを出せ」という言葉を相手がソースを出せなさそうなときに使えば、「ソースが出せないなら相手が間違っている」という論理で相手を倒すことができるから…

「論理を省略して簡単にまとめる」という責任

togetter.com 「薬の成分に影響するから水かぬるま湯以外で飲んではダメです!」 「お茶や牛乳で飲むのも当然ダメです!正しく飲んでください!!」 自分の知ってる限りでは、薬を飲むときの注意事項には、必ずこんなことが書かれている。 医師の指示に従い…

理論の「強者」と「ニセ強者」

弱者に対しての意見が書かれた記事があった。 pipipipipi-www.hatenablog.com ikedayuuto.hatenablog.com 例えば小中学校の学級会において、陰キャでナードな自分がなぜか指名されて、論理的で妥当な意見を述べたとする。 すると、頭の悪い女子が「そんなの…

学者や研究者が、「社会不適合者」を強いられる理由

「偉い学者や教授のプレゼンテーションがやる気ない理由」について考察された記事があった。 pipipipipi-www.hatenablog.com 自分の見た目を気にしないで済む人生は、さぞ幸せだろうなぁ。自分もそう思う。 ただし自分が知る限りでは、おそらく多くの学者や…

【蹴鞠おじさん】知識量で人を裁くことの問題点

先日、「蹴鞠おじさん」の正体についての記事を書いた。 clacff.hatenablog.com 蹴鞠おじさんはメディアの分野に限らず、どの分野にでも現れる。あなたの職場にだって現れる。 この蹴鞠おじさんによって、あなたの仕事や人生が邪魔されるのは、なまじ権力を…

「蹴鞠おじさん」と「教養科目」

「蹴鞠おじさん」 とても便利で、悲しい言葉が生まれた。 yoppymodel.hatenablog.com 自分は、「ネイティブ広告ハンドブック」の内容については特に興味がない。 マクルーハンなんて名前は初めて聞いたというレベルだ。 しかし、この「蹴鞠おじさん」という…

科学の意義を間違えるという大罪

先日、「なぜ科学を追求しないといけないのか?」というテーマについて記事を書いた。 clacff.hatenablog.comどんな細かいことであっても、役に立つ可能性がゼロでない以上は、追求し続けないと他の科学が成り立たないから、である。 例え金や産業に結びつか…

【ロマン以外】科学を追求しなければいけない本当の理由

何日か前の話だが、理化学研究所において新たな元素が発見され、ニホニウムという名前が付けられた。 このこと自体は素晴らしい功績である。 しかし多くの人にとっては、こういったニュースに対しての反応は、おおむね以下のようなものだ。 「寿命が三秒しか…

【Wikiは】「参考文献」の意義を今一度考えてみる【NG?】

何か学術的な主張をする際の、「参考文献」というルールは、大学の授業でレポートを書くときに、その存在を学ぶ人が多いのではないだろうか。 レポートや論文の、一番最後のページにずらりと書いてあるアレだ。 パワーポイントの資料のグラフの下に、一行黒…

なぜ歴史学者は写真を使わずに、手でのスケッチにこだわるのか

2016年2月のことであるが、2007年に福井県で発見された化石が、新種の恐竜のものであることが確認された。 www.itmedia.co.jp そしてこの解明をした、東京学芸大の佐藤たまき准教授が、優れた女性科学者をたたえる「猿橋賞」を受賞することとなった。 贈呈式…