愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

【無策】自動車を運転する恐怖と付き合う方法

 

みなさんは、一日に車をどれぐらい運転しますか?

そして、今までに何回ぐらい事ミスったり事故ったりしましたか?

 

なお、自分の場合は、通勤に車は使わないので、一週間に1~2時間ほどしか運転しません。高速道路もほとんど乗りません。おかげで今のところはゴールド免許ですが、それがいつまで続くかわかりません。

 

車を運転するのは、誰だって本当は怖い。

はしゃいでスピード出す大学生だって、ベテランぶっているおじさんだって。

 

この車社会に対する、恐怖について考えてみます。

 

 

 目次:

 

 

 

1.車の運転が、安全である訳がない

 

anond.hatelabo.jpこの記事で述べられていることは、本当にそうだと思う。

日本の道路で車を運転するという行為は、普通に考えて、リスクが多すぎると思う。

 

例えば普通の二車線の直線道路で70kmで走行しているときに

「今このハンドルを握っている手を、4cm上に動かしたら死ぬ」。

自分が車を運転するときも、常にそういう恐怖がある。

 

 

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このハンドルを、たった4cm。

 

   にもかかわらず、日本には乗用車だけでも6000万台ぐらいはあるらしい。

自動車保有台数 - 一般財団法人 自動車検査登録情報協会

そして案の定、一日に1500件ぐらいの交通事故が、日本のどこかで起きている。

交通事故発生状況(警察庁)

 

 

2.リスクヘッジの手法

なんでこんな危険な乗り物が、社会で当然のように運転されているかが、よくわからないが、一応現代の日本の車社会には、いくつかのリスクヘッジのシステムがある。自分が分かっているものをいくつか述べる。

 

 

2-1スピードが出ていなければ、死傷まではしない。

 

だって、車の運転って少しでも気を抜いたりミスをしたら、死んだり多額の倍賞を払ったり誰かを殺めたりするじゃん?

 

 

自分も、免許を取ってから最初の一年ほどは、そういう恐怖心満載で車を運転していた。

「なんでたかがスーパーまで行くのにこんなに恐怖しないといけないんだよ!」と、心の底からそう思っていた。

 

でも実は、事故ったら即死ぬかと言われたら、割とそうでもない。よほどスピードを抑えていれば、すなわち、スピードにビビる心がそこにあるならば、7割がたは自損事故で済む。時速20kmまでブレーキを踏んでいれば、人が死ぬようなことは(あまり)ないだろう。

 

ただし、高速道路は例外だ。60km以下にスピードを落とすと逆に追突される世界。

 

どうしても高速道路に乗らなくてはならなくなった場合、考慮するべきは料金や時間でなく、運転手の精神状態だ。

 

 

2-2.恐怖を忘れること

「頻繁に運転すれば慣れる」と、ベテランドライバーは口をそろえて言う。

 

事実そうであり、年数を重ねるごとに恐怖は薄れていく。人間には、恐怖を麻痺させる機能があり、必要のない感情は退化していくようにできている。

 

だが、リスク自体は依然背負ったままである。恐怖に気付かないようになっているだけで、事故が起こる確率は何ら変化していない。

 

「頻繁に運転すれば慣れる」という解決方法は、恐怖を認識して考える人であるほど、時間がかかる。ある意味、真面目なドライバーであるほど、より長い期間恐怖に耐えないといけない。

 

 恐怖を忘れるということは、心の平穏の最終的なゴールではあるが、そこだけを目指すのはよくない。その前に絶対にやらなくてはならないことがある。

 

 

2-3いつか踏む確率のコストを、あらかじめ払っておく

当然のことだが、自動車事故を起こしたとして、怪我をしたり死んだりしなければいい、なんてことは絶対にない。

 

ボディを少しこするだけでも何万円かは飛んでいく。それが他人の車や財産だったら…

高速道路でなくても、自宅の駐車場でさえも、危険は満載だ。

 

実際、何年も続けて運転していたら、確率的に考えて絶対どこかで事故る

どんなに安全運転を心がけようと、いつかはどこかで事故る。

 

これはもう生活習慣の問題だ。例えば、車通勤をする会社に何年以上勤めたら、どんなに注意して安全運転をしても、絶対に事故を起こす。

 

「人間は完璧には動けない生き物です」学問でも仕事でも芸術でも、あらゆる分野でとっくに証明されていることだ。

 

 だから、ゴールド免許は心の持ち方や運転テクニックを賞するものではなく、「現在のところはまだ運が尽きていない」というだけの表示だ。

 

だから、車に乗るときには保険に入っている。

手厚い任意保険に入っていれば、もう事故を起こしてもプラスマイナスゼロである!

これぐらいの覚悟がなければ、車を運転するのに恐怖は消えない。

 

 

3これからの車社会に必要なこと

「注意力や運転スキルがあったとしても、運転期間が長ければ、そのうち事故起こる」。結局は運なんだと、自分のゴールド免許を見て思います。

   

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というか、たとえ安全運転をしていても、制限速度を10kmオーバーすれば、おまわりさんに理不尽に捕まることだってあります。これも、交通事故と同じようなもので、結局は運次第であり、金で解決しなくてはいけない問題です。

 

 

「恐怖を忘れる」。「事前に任意保険を積む」。車を安心して運転する方法は、これしかありません。

 

ガソリン代や高速代と同様に、車が走るには保険料が必要です。通勤に車を使う人には、交通費としてガソリン代や整備代が出たりしますが、本当のところは保険料ももらわないとやっていけません。

 

自動運転が実用化される未来が来るまでは、

企業は車通勤の保険料をするべきだと考えます。