愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

【おじさん】生き残るための闘い【新人】

 

この手法は本当にお勧めだ。

togetter.com

 いつの時代にも、職場には「おじさん」がはびこっている。

「そんなんじゃダメだ」という言葉と「甘えるな見て盗め」という言葉を同時にしゃべる人種。

実力はあってもコミュニケーション能力がなく、伝承をしない。できない。

だから新人にノウハウが根付かないが、逆におじさん達はそれで自らの希少価値を維持する。

そして実力があるというのも本当の話なので、本人は誇りを維持できるし会社側も切ることができない。

そういったおじさん達が、職場にはびこっている。

 

自分はおじさんだらけの職場で長年生き残ってきたので、こういう作戦を使ったときや使われたときの心理をよーく知っている。

 

この作戦はおじさん達より偉い人が使わないと意味がないが、その条件さえ満たしているなら効果は絶大だ。

 

この作戦を使うことによる、新人の成長へのいい影響。

あなたが新人からの信頼をじゃぶじゃぶ得られる影響。

停滞した職場のおじさん達を正義に向かって歩ませる影響。

それらを語ってみる。

 

 

 1.「三方良し」

新人が入ってくるときの挨拶で、新人に向けて毎回言おうと決めている言葉があります。 「わからないことがあったら、なんでも私に聞いてください! 誰に聞いたらわかりそうか、私が教えます!」 質問し易い環境にするために、これとても大事だと思っています。 あと、毎回そこそこウケます。

 

まず最初に得られるものは、その新人自身への成長についてだ。

「分からないことは黙ってないで何とかしないといけない」という、大事な姿勢を学ぶことができる。

それも「知っている人に聞く」という一番即効性がある手法がすぐに提示されている。

これを学んだ新人は、「~さんがそう言っていたからあなたに聞いてみます!」という大義名分をもって、次々に質問をすることができる。

学生時代とは比べ物にならないスピードで、あらゆることを吸収していくだろう。

 

あなたのもとには新人が次々に質問しに来るわけだが、これを門前払いしないで対応するだけで、あなたに対するリスペクトはどんどん上がっていく。

純真さこそがウリの新人君は、「~さんは忙しいのにちゃんと対応してくれている!」と勝手に理解してくれる。

 

しかもあなた自身はそこまで忙しくすることもない。「誰に聞いたらわかりそうか」を判断すればあとは丸投げができるからだ。

しかしこの「誰に聞いたらわかりそうか」を判断することが、かなり高レベルの経験と権限が必要になる。管理職であるあなたにしかできない仕事だ。

簡単で手間がかからない割にはあなたにしかできない重要な仕事。こんな仕事が新人の数だけ毎日たくさん湧いてくる。

非常にオイシイ。

 

次に「~さんがそう言っていたからあなたに聞いてみます!」という紹介状を持った新人が、おじさんのところに乗り込む。ここからがショータイムだ。

 

まず、いつも使っている「見て盗め」という戦法が通用しない。

紹介状がある以上は「ちゃんと教えろ」という命令が出ているのも同然であるし、教えないことは新人だけでなく上司の信頼も失うことになるからだ。

 

本当は、「俺は教えるのは苦手だからそういうときは別の人を使ってください」と最初から上司に頭を下げに行けば、まだおじさんは生き残ることができた。

しかしおじさんの長年のプライドはその逃げ道に気付く余地すら与えない。

(逆に、これを選べる人だったら相当信頼がおけるおじさんだと見ていい。)

 

「何でもかんでも人に聞くようになると教える側が忙しくなりすぎる!」という言い分がおじさん側にある。確かに、この作戦の根本的な弱点の一つだ。

しかし、多くの場合でその問題はクリアできる。技術で胡坐をかいているようなおじさんは大抵の場合でそう忙しくはないからだ。

自分しか知らない仕事だから忙しく見せることは簡単だし、おじさんたちには過度の負荷がかかっているケースは少ない。心地がいいからこそおじさんになるわけであって。

 

かくしておじさんは、今までろくに成功させたこともないような「新人にちゃんと教える」という仕事をやることになる。

当のおじさん達も、「新人にちゃんと教える」という仕事の重要性を知らなかったわけではない。よほど寝ぼけていなければ自分たちが実はやばいということぐらいはとっくに知っている。

今まで必要だと思っていても目を背けていた、克服する機会を与えられなかった仕事である。

その仕事に取り組む大義名分が、新人と上司の命令がセットになってやってきているのだ。

案外仲良く教えていくことができるだろう。

 

まあそうはいっても実際は、7割がたのおじさんは上手くいかない。

おじさんたちは「教えても覚えない!だから最近の若者は」という結論を出す。あるいは、自分が持っている技術の出し惜しみを行う。

まあ教育なんて繊細な心理とノウハウに基づいた難しい技術であるので、失敗するのは仕方がないだろう。

 

そしてあなたのもとに新人が戻ってきて、「~さんはちゃんと教えてくれませんでした」と泣きついてくる。戻ってくるのはあなたがちゃんと信頼されているという証拠だ。

 

こうしてあなたは、見込みがあるおじさんとダメなおじさんを選別することができる。それもあいまいな評価でなく、部下がちゃんと人力で調べた明確な確実な情報をもって判断することができる。

外から見るだけでは決してわからない、価値のある情報を持ち帰らせることができる。

その新人を飲み会の一つにでも誘えば、あらゆる事情が事細かにわかるだろう。

 

事情を理解したら、今度は見込みのあるおじさんのところへの紹介状を書けばいい。

ダメだったおじさんは排除するか、「俺は教えるのは苦手だからそういうときは別の人を使ってください」というポジションに隔離するのがいい。

 

ちょっと裏技としては、上司と新人が一緒になってそのおじさんのところに乗り込むという手もある。上司が「私にも教えてくれませんか?」とおじさんに頼むのだ。こういうことをされるとおじさんは喜ぶ。

まあこの戦法は仕事の内容と使える時間にもよるが、あなた自身も仕事を学ぶことができるし、新人からの信頼をさらに強いものにすることができる。

 

 

2.おじさん達のサバイバルが始まる

新人が入ってくるときの挨拶で、新人に向けて毎回言おうと決めている言葉があります。 「わからないことがあったら、なんでも私に聞いてください! 誰に聞いたらわかりそうか、私が教えます!」 質問し易い環境にするために、これとても大事だと思っています。 あと、毎回そこそこウケます。

 

この作戦は、おじさんたちにとってはおそろしい。

核兵器よりも威圧的で、毒ガスのようにねちっこい、そのくせ大義名分が確保されている、

 

そこそこウケるというが、観察しているとよくわかる。

おじさんの顔は笑ってないから。

そして、ほかの人は笑っているのに自分は笑えない、という状況に内心ものすごくビクビクしているから。

 

新人紹介の朝礼で、執行猶予付きの死刑宣告をされたに等しい。

今まで相手をしてこなかった新人という存在が、紹介状と大義名分をもって自分たちに攻め寄せてくるのだから。

先述したようなこの作戦の本質を分かってしまっていると、おじさん達はすぐにこういう理解に至る。

 

「あの上司め余計なこと言いやがって!」と毒突くこともできない。

そんなことを口に出してしまったらもう自分は老害確定だからだ。

例え飲み会のような場でこっそり言っても、頷いてくれる人はいないだろう。

信頼だけがどんどん損なわれてしまう。

 

ここで奮起して新人たちとうまくやろうと努力するおじさんか、それとも憤慨しながら殻に閉じこもっていくおじさんか、それはこれからわかる。

 

 

3.注意事項

何度も言っているように、この作戦はあなたがそのおじさん達より偉くないと成立しない作戦です。

あなたが新人の立場だったら、見込みがありそうな上司にそれとなく誘導する、といった程度です。

 

また今となっては、新人が入ってくるときの挨拶だけでこれを言ってしまうと、この記事の真似だと思われてしまうリスクがあります。

おじさん達だってツイッターなどのネットの動向は見ている場合が多い。

 

本当にお勧めなのは、新人が入ってくるときだけでなく、この作戦を常時使うことだ。

仕事をするたびに、「まず最初は俺のところに来い」という。

そのたびに「それはあいつに聞いてみろ」という。

 

簡単でしょう?あなたが上司の権限を持っているなら、ぜひ行ってみてください。