愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

【絵師】能力者という自負・信仰【プログラマー】

 

このような記事があった。

togetter.com

 

ここで扱われているような「絵師に向かってタダで絵を描くことを要求する心理」を、自分はよく知っている。

なぜなら、「俺様は何でも絵が描けるんだぜ」といって喜んで絵を描くような人を大勢見てきたから。

 

まあ例によって、自分が実際に大勢見たのは絵師ではなく、学術や技術の分野のことだが。

少し前の記事だがこれと全く同じ現象が話題になっている。

togetter.com

 

今日はこういった記事で扱われている、

・「技術を持った者」(能力者)へ勝手な要求

・能力者に代金として支払われる信仰

・能力者になりたいと憧れてしまう心理

 と言ったものを記述する。

 

 

続きを読む

「相手の気持ちになって考えましょう」の前にやらないといけないこと

 

「相手の気持ちになって考えましょう」という思考方法がある。

 

自分が相手だとしたらどう思うかをまず最初に考える。

嫌だと思うことはやらない。嬉しいと思うことはやっていい。

 

このように考えて行動すれば、相手も同じ人間である以上命中率が高くて捗るぞという教えのことだ。

 

この思考方法は幼稚園や小学校のころから教育される。

それぐらい簡単で、なおかつ有効な思考方法だ。

たった一つの原理を教えるだけで、大多数の子供を安全な方向に制御することができるから。

 

しかし、教えられた原理がこれ一つだとすぐに矛盾が見つかる。

それこそ幼稚園児でも見つけれるようなバグがある。

 

「俺はいいと思ったから殴った」

「俺は明らかに嫌がっているのになぜ先生は俺を叱るんだ?」

例えばこういうものである。

これらは「相手の気持ちになって考えましょう」というだけでは絶対に説明がつかない。

 

こういうのを無理やり「でもこれはダメ!」と押さえつけることも問題だが、「相手の気持ちになって考えましょう」というのをゴリ押すのはもっと問題だ。

 

「私は何も間違ったことを言っていないのに、何であいつはできないのだろう」

相手の気持ちになって考えた結果、こういう傲慢な思考をする人間が育つ。

 

 

続きを読む

「スキル」ではなく「スキル(笑)」を信じよう

 

この記事が話題になっている。

やっぱりインターネットは低コストで完結できるツールだからみんな不登校とかニートとかの話題には敏感なんだね

  togetter.com

 (追記:ツイート削除されてたからこっちを参照)

 

この娘さんは優秀なのだと思うし、その行動を後押しできる親もいい人なのだと思う。

学校がクソなのかどうかは見ていないのでわからないが。

 

この話自体はそれでいい話として終わるべきものだが、自分は少し別のことを思い出してしまった。

 

この娘は、不登校という逆境に堕とされてしまったが、その逆境において裁縫という「スキル」を手に入れることができた。

自分は今はサラリーマンをやれているが、自分も昔似たようなことで悩んだことがある。

つまり「俺は~というスキルがあるんだ!」という呪い

そして、それを手に入れなければならないという圧力と空回り。

 

今の年齢になって、この手の足掻きに対して自分は結論をつけた。

「スキル」という単語は、「スキル(笑)」と表記するべきだと。

 

ほら、「コミュ力」という概念が数年前まで信仰されていたように。

今はコミュ力という言葉は(笑)として認識されるようになってきている。

新卒の大学生だって自分から主張する人は少なくなってきた。

 

これと同じで、「スキル」なんて概念はフワフワしたもので何の定義も正当性も無いものだと自分は考えている。

今日はこのことについて書いてみる。

 

 

続きを読む

なんで漫画家は人生を棒に振らないといけないのか

 

一年ぐらい前に読んだ「ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜」を急に思い出した。

 

漫画という文化が生まれた歴史。アニメという文化が生まれた歴史。

この本からはそういうものが読み取れた。

それを作ったことは確かに素晴らしいと思う。

個人的にも、手塚治虫の作品は面白いし好きである。

 

この本の内容について、検索してみたら以下のような感想が見つかった。

cinemagene.comwww.suna.xyz

 

 こういった世間の感想を読んでみて、やはり自分はこう思うんだ。

「省みない天才」というものをシンボルとして持ち上げるのはダメなことであると。

このブログで何度も書いているように、必ず業界の死を招くと思っている。

 

なお、今回の記事で扱われている漫画という言葉は、「工業技術」や「学術の研究」と置き換えてもそっくりそのまま成り立つ。

業界の最先端においては、「職人気質」や「優れた研究者」という人材がいつも求めてられている。

色々言葉を濁しているが、結局のところ欲しいのは「手塚治虫みたいな個性的な人」である。

 

今回は、この危険性についての話をしたい。

 

 

続きを読む

誰だ教師が聖職者なんて言ったやつは

 

とても直接的で欲望にまみれている案件が出てきた。

togetter.com 

教師・医者・公僕・軍人・警官・スポーツ選手といった職業は、いわゆる「聖職」として扱われている。

犯罪者が出たら「~という職に就いているのに犯罪をするとはけしからん!」という感情が出てくる職業だとして認識されている。

 

前の記事で述べた、「政治家とはいえ十分な人間ではない」という話と同じ理論であるが、聖職者だからといって人間的に完璧であるわけがない。

保育士だからと言って、報酬を求めずに愛だけで子供の面倒を見てくれる聖人君子であるわけがない。

 

もうみんな心の底ではわかっていることだから断言してしまった方がいい。

聖職とは、「無茶な仕事を押し付けたから聖職なのである」と。

その申し訳なさを、勲章という形で誤魔化しただけなのであると。

 

教師とか公僕については、自分も少しだけ知っているから書いてみる。

「腐ってないわけがないだろう」と。

 

 

続きを読む

【戦いこそがすべて】何故政治家がマトモだと思うのか

 

もうすぐ衆議院総選挙が始まる。

今年は希望の党という新党が何としてでも現政権を奪取しようと躍起になっているようだ。

  

news.livedoor.com「私は本気で政党を狙う」「国盗り」といったワードを、オブラートも無しで発言している。

 

誰もが子供のころから思っていることだが、政治家ってなんでこんなに下品なんだろう。

政治家と言われても、金に汚い禿オヤジか嫌味面をしたババアしかイメージされない。

「永田町には魔物が潜む」とドヤ顔で言われても、悪魔なんてそもそもいちゃいかんだろう。

 

誰だって、劇場型政治やワイドショー政治にうんざりしている。国家転覆と反権力に夢中になる人たち以外は。

こんな大人たちの何を信用すればいいのだろうか。

本能的にそう感じるからこそ、政治とは腐ったものであり選挙など茶番だと考える。

せっかくの国民のほぼ全員が選挙権を持っているのに、投票率はダダ下がりである。

 

そして、与党も野党も結局はそのイメージでおおむね正しかったりする。

むしろ一応形としてちゃんと政治が運営されているだけでも、国家的にはすごかったりする。

今の状況が腐っているのではなくて、その腐った状況に対応して生まれてきた戦術が現在である。

 

今日は「政治家がなぜ下品に見えるのか」を書いてみる。

結局はクソしかない、という結論を導いてみる。

 

 

続きを読む

医学的に死ななければ許されると思っていないか?

 

最近の若い者は、死ぬとか殺すとかいう言葉を平気で使う。

ゲームや漫画の文化の悪影響だろう。戦争のゲームだって平気でプレイする。

まったくけしからん。

…という言説が大人の口からよく語られる。

実際に、若者の中には申し訳なさを感じている人も多いだろう。

 

しかしその割には、この記事を読んでみると「死ぬ気でやる」だとか「死に物狂い」といった姿勢はなぜか称賛されていることが分かる。ずっと昔から。

togetter.com 

死を「絶対的にダメなもの」だとしてタブー化するが、その反動で医学的に死ななければそれでOKといった思想が信じられている。

 

交通事故が起きました。ケガはしましたが死者はいませんでした。

学校で酷いいじめの事件が起きました。でも自殺する寸前で食い止めることができました。

めでたしめでたし。

 

死は穢れだというが、一体何千年前の宗教で思考停止しているのだろうか。

確かに医学的な死は絶対的なものであるが、それ以外にも生と死の概念は存在する。

 

今日は、よく使われる「死ぬ」とか「殺す」といった言葉の広い意味を説明する。

 

 

続きを読む