愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

【職人気質】たった一人の焦土作戦

 

 

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日本には古来より「職人気質」という病が存在する。

日本の産業を支える存在でありながら、その陰では多くの怠慢と負債を抱えている。

 

職人気質という病については、自分も職業柄よく直面するので、ブログに書きたいと思っていた

今回はそのうちの一つ、この「後継者がいない」という状態について書いてみようと思う。

 

職人たちは自らの技術が滅びゆくときに何を考えるのか。

自分が知る限りのその心理を記す。

 

 

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「具体例を挙げろ」では論破したことにはなりません

 

「ソース出せ」というの言葉は、インターネットの言論においては決まり手になることが多い。

「ソースを出せ」という言葉を相手がソースを出せなさそうなときに使えば、「ソースが出せないなら相手が間違っている」という論理で相手を倒すことができるからだ。

 

論戦においてはよく見る決着の形であるが、実はこれ論理的にはあまり正しくない。

「現状ではこれで仕方ない」という事情があるからまかり通っている現象であって、「ソースを出せ」という言葉では正義を証明したことには決してならない。

 

「ソースを出せ」という言葉は、本来は申し訳なさと共に使用しなければならない。

(相手が嘘を広めていることで何か自分に害が出ているならそれは別問題だが。)

 

現実世界での対話においても、「具体例を挙げろ」という言葉で勝った気になる人は多い。

こういう害悪はインターネット以外にも山ほどいる。

 

「具体例を挙げれる=正しい」はそれなりに成り立つが、「具体例を挙げれない=間違っている」は多くの場合で成り立たない。

「具体例を挙げれない者は間違っている」という結論を最終的に採用することは可能だが、それを採用するのはあなただけの裁量と責任である。

 

たったこれだけです。

こんな簡単なことだから、今日の記事で説明してみます。

 

 

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【ガチなら許す】夏休みの自由研究

 

夏休みシーズンだということで、自由研究の宿題のことが話題になった。

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ミニ四駆は自由研究として有りか無しか」ということが議論されているが、自分は小学生のころ、自由研究ってそもそも何をやっていいのか全くわからなかった。

何を出せば怒られないのかが分からなかったから、人にアドバイスをされるまで自分では手を付けなかった。

 

自分も研究者をやっていたことがあるから、今なら分かるんだ。

「研究とは何か」なんて高度な問答に小学生も先生も答えられるわけがない。

自由研究の宿題はクソゲーである。

 

今日は自由研究の宿題がいかにクソゲーであるかということと、許されざるオタクの思想のことについて書こうと思う。

 

 

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「いまさら聞けない~入門」とかいう大嘘について

 

本屋で技術書や入門書を探してみると、多くの本でこういうタイトルがついている。

「いまさら聞けない~入門」

 

何かおかしくないだろうか。

「常識」だとか「当然」だとかいう言葉でムカついている人は多いのに、この「いまさら聞けない」という言葉はなぜか受け入れられているように思う。

「いまさら聞けない」で検索をしても言論が全然出てこない。むしろ「簡単にわかりやすく教えてくれる!」ということを意味している言葉になっている。

 

まあ、こういうキャッチーなタイトルをつけた方が売り上げはいいのだろう。統計的にそういう結果が出ていることは納得できる。

「いまさら聞けない」という言葉にもはや大した意味なんて持たされていないのだろう。

 

しかしもちろんこの言葉は、間違った概念である。

「いまさら聞けない」という言葉は本のタイトルとしては機能するのかもしれないが、人と人との対話や技術そのものには決して使ってはいけない概念だ。

 

インターネットや会社や学校で、「いまさら聞けない」という概念を使って知識のマウンティングを行う風景がよくみられる。

今回はそのことを書いてみようと思う。

 

 

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【おじさん】生き残るための闘い【新人】

 

この手法は本当にお勧めだ。

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 いつの時代にも、職場には「おじさん」がはびこっている。

「そんなんじゃダメだ」という言葉と「甘えるな見て盗め」という言葉を同時にしゃべる人種。

実力はあってもコミュニケーション能力がなく、伝承をしない。できない。

だから新人にノウハウが根付かないが、逆におじさん達はそれで自らの希少価値を維持する。

そして実力があるというのも本当の話なので、本人は誇りを維持できるし会社側も切ることができない。

そういったおじさん達が、職場にはびこっている。

 

自分はおじさんだらけの職場で長年生き残ってきたので、こういう作戦を使ったとき/使われたときの心理をよーく知っている。

 

この作戦はおじさん達より偉い人が使わないと意味がないが、その条件さえ満たしているなら効果は絶大だ。

 

この作戦を使うことによる、新人の成長へのいい影響。

あなたが新人からの信頼をじゃぶじゃぶ得られる影響。

停滞した職場のおじさん達を正義に向かって歩ませる影響。

それらを語ってみる。

 

 

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「断捨離」の楽しみ方ガイド

 

もう、こう定義したほうが話が早い。

断捨離とは、レジャーだ。

 

捨ててもったいない、捨てられてかわいそう、ではない。

捨てて楽しい!捨てて面白い!である。

いいレストランで食事をしておしゃべりをして、心と食欲を満たすのと同じだ。

金を持って店に入った以上、「家畜さんと植物さんが殺されてかわいそう」なんて考える方が的外れなのだ。

 

togetter.com断捨離というレジャーを紹介してみんなで楽しむために、こういうテレビ番組が作られる。

手段はゲスであっても動機は純粋で曇りない。

 

とても楽しいレジャーだから、他人にお勧めしたくなる気持ちが生まれる。

そういう心が広まった結果、断捨離という言葉はここまで流行して、(一見すれば)不幸な事故がたくさん起こったのだろう。

 

繰り返す。

断捨離とはレジャーである。ライフハックではない。

断捨離が、自分や家族の現状を良くするための手段だと思っているなら考え直した方がいい。

断捨離とは、ある意味無駄なコストを払って、一時の感情を楽しむためものである。

 

今日は断捨離というレジャーの楽しみ方を紹介しようと思う。

 

 

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「10日かかります」「お前ならできる、5日でやれ!」

 

社会人というものはいつも納期に追われる。

「この仕事をいつまでに完成させる」という約束のことだ。

学生の頃にはあまり馴染みのなかった概念だが、社会人になるとマジでこればっかりになる。

 

この本なんかを読んでみると、空気がよく想像できる。

仕事の質よりも納期のほうが優先的な事項である。なぜならば、締め切りを過ぎてしまったものはどんなに優れたもので世に出すことができないのだから。

世に出せるぎりぎりの範囲というものが、締め切りという言葉の意味である。

手塚治虫は、そんな状況でも納期より仕事の質の方を優先させた。数々の反則技を使ってまで。

だから神のように偉い、といった内容がこの本に書いてある。

 

今日は、この納期に関する反則技のことを書いてみようと思う。

ただし手塚治虫のように仕事を請け負う側ではなく、仕事を発注する側がやる反則技についてだ。

 

 

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