愛と怒りと悲しみの

とある理系サラリーマンのばら撒き思想ブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

「新人のうちは何でも質問できる特権がある」という概念を徹底的にこき下ろす

4月になって新年度が始まりました。 この度、新入社員になった若者も多いと存じ上げます。 新入社員は、OJTを担当する先輩や直属の上司から、以下のような言葉を聞くことがあると思う。 「新人のうちは何でも質問できる特権がある」 「最初のうちはどんどん…

【運転免許】選ばれし人間になるために【受験勉強】

春先だからだろうか。 以前書いた“自動車免許学科試験の「クソ問題」と、それを生き延びる方法”の記事が人気であるようだ。 clacff.hatenablog.com この記事では、“なぜ自動車免許の学科試験はクソ問題になってしまうのか”を解説した。 しかし、“じゃあそれ…

【手洗い】感情という名の思考停止【清潔】

www.pipipipipi5volts.com 言論とか科学とか、そういったテーマだととっつきにくいが、“トイレで手を洗う”といったテーマなら、誰もが理解できる。 “人は感情で生きるか理屈で生きるか” 自分は過去に何度もこのテーマで記事を書いているが、今回ピピさんが書…

志望動機に「給料」と書いてはいけない理由を、考えた。

2017年度の採用活動が6月から始まるというのは、経済産業省の願望である。大本営発表が見せる幻影である。 少なくとも、採用する企業にとってはそんなこと割と知ったことではない。自分の会社も、年中通して採用者確保のために走り回っている。 人はなぜ、企…

【就職活動】顔採用の極限化と社会への怒り【美人有利】

年度末が近づくと、就職活動のことを思い出す。 自分の会社でも、新入社員の話が出てきた。 2017年現在での就活のスケジュールは、三年生の3月1日から説明会がスタートして、4年生の6月1日から面接が開始する。ということになっている。 実際には3年生の6月…

【尖った個性】技術者とメーカーの処女信仰【ニッチ市場】

先日、このような記事を書いた。 clacff.hatenablog.com “なんでもいいからナンバーワンになれ”という思想が日本においては教育されるが、会社に就職した後でも、やはり同じことは繰り返される。 例えば、“尖った個性”・“当社しか作れない製品”といった思想…

「なんでもいいからナンバーワンになれ」という教育を徹底的にこき下ろす

“なんでもいいからひとつ、自信を持って自分が一番だと言えるものを持て”。 日本の教育現場において、このような思想がよく教育される。 あなたも、小学校や中学校で、似たようなことを言われてたはずだ。 大学で就職活動が始まるあたりでも、似たような思想…

たけしの挑戦状は本当にクソゲーだったのか?

こんなまとめを読んでみた。 togetter.com“統計は模倣をするためでなく、未来を創造するために使う”という点に深く納得したが、それよりも、ビデオゲームの難易度に関する話題に興味を持った。 クリア率0.3%のゲームなんて分かってたら「俺には無理だ」って…

【売れれば正義?】漫画作品のエグいシーンを切り取ったネット広告について

clacff.hatenablog.com“馬鹿の多さに期待する”という戦法は、とてつもなく有効であるが、長期的には人が蓄積した知性を食いつぶす悪手である、と先日の記事で書いた。 そして、現代の社会における大抵の不幸も、この“馬鹿の多さ”を肯定することによって運営…

社会において、「馬鹿に期待する」という戦法の有効性

人間は、知性で生きるのか、本能で生きるのか。 すなわち、理屈で生きるのか、愛情で生きるのか。 理屈も愛も、根っこは同じなのだとは思うが、以前にこんな記事を書いた。 clacff.hatenablog.com 愛で生きることは、人間の本能としては正しい。 理屈だって…

「論理を省略して簡単にまとめる」という責任

togetter.com 「薬の成分に影響するから水かぬるま湯以外で飲んではダメです!」 「お茶や牛乳で飲むのも当然ダメです!正しく飲んでください!!」 自分の知ってる限りでは、薬を飲むときの注意事項には、必ずこんなことが書かれている。 医師の指示に従い…